環境農林常任委員会として昭和村を視察しました
環境農林常任委員会として食料・農業・農村振興対策について昭和村のグリンリーフおよび野菜くらぶを視察してまいりました。
グリンリーフはこんにゃく芋、白菜、ブロッコリーなどの栽培に取り組むとともに、加工販売部門では、有機JAS認定及びISO22000(食品安全マネジメントシステム)を取得した漬け物・冷凍野菜加工工場で、添加物不使用の加工品を生産するなど、ニーズにあった加工・販売を行っています。
一方の、野菜くらぶは、農地の標高や気候などの条件にあわせた適地・適作物を基本とする農業生産を行っており、広域的な生産者が連携した通年の出荷体制づくりに努めています。また、次世代を担う農業の担い手を育成するため、新規就農者が成功できる環境づくりを行う「独立支援プログラム」により、新規就農をサポートする取組も積極的に行っています。
このように、役割を特化した関連法人、任意組合などが理念を共有したネットワークを構築することにより、農産物等の安定的な通年供給を可能にしている全国的に見ても先進的な事例であり、今後の農業における法人経営のモデルとなるものです。農業経営の体質強化、6次産業化の推進、安心安全な農産物の生産、担い手育成など、農業振興の参考とするため、各種取り組みの現状等について調査を行うとともに、活躍されている皆様から、農業・農村の現状と課題等について意見聴取を行いました。